内視鏡検査
・胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃カメラには、口から挿入する経口内視鏡(約9㎜)と、鼻から挿入する経鼻内視鏡(約5㎜)があります。経口の方が画質がいいという利点はありますが、のどの反射が強く経口での検査が辛い方は経鼻内視鏡をお選びいただけます。また、希望される方には鎮静剤( 眠くなる薬) を使用することも可能です。
・大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
当院では、軸保持短縮挿入法や二酸化炭素送気装置を導入し、痛みの少ない検査を目指しておりますが、ご希望により鎮痛剤( 痛み止め) や鎮静剤を使用することも可能です。
胃がんや大腸がんは、一般的には進行しないと症状はなく定期的な検査が推奨されています。胃の不快感や便通の乱れなどが気になる方は一度検査をお勧めします。
CT 検査
CTとは「Computed Tomography」の略で、コンピュータ断層撮影といいます。CT検査は、X 線を身体の周りから照射し、体内を透過したX 線量をコンピュータで処理することによって体の輪切りの画像を構成していきます。
身体のあらゆる部位の内部構造を画像化することができるため、一般のレントゲンではわからない詳細な体内の情報を得ることができます。また、肺がん、膵臓がん、肝臓がんなどの発見にも有用です。
超音波検査
超音波を当てその反響を画像に表し、臓器の状態や腫瘍の有無を確認できます。レントゲンのように放射線を使わないので、妊娠中の方にも使われる安全性の高い検査です。
腹部超音波検査では、肝臓、胆のう、胆管、膵臓、腎臓、脾臓などの臓器が対象になり、なかでも胆石症や脂肪肝などの診断にも有効です。
院内血液迅速検査
少量の血液を採取し、白血球異常とCRP( 炎症反応) の数値を測定します。10 分程度で症状の重症度を評価できるので、速やかに適切な治療を開始できます。また、緊急性が高い場合はただちに提携の高次医療施設につなぐことが可能です。
ピロリ菌感染症
ピロリ菌に感染すると全員がヘリコバクター・ピロリ感染胃炎を引き起こします。ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎は消化性潰瘍、機能性ディスペプシア(FD)、胃ポリープなどを引き起こし、萎縮性胃炎を経て一部は胃がんを引き起こすことが知られています。
保険適用でピロリ菌の検査・除菌治療が行えるのは胃・十二指腸かいよう、胃MALT リンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃がんに対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の患者さんです。除菌による胃・十二指腸潰瘍の予防効果や胃癌の抑制効果が示されており、検査・除菌治療をお勧めします。感染診断は採血(抗体検査)、内視鏡検査(迅速ウレアーゼ法)、尿素呼気試験法などで行います。
心電図検査
心電図は心臓が発する生体の電気的シグナルです。各種不整脈の診断や狭心症・心筋梗塞等の心筋虚血の状態を発見する武器となります。また、治療効果判定や時期をずらした心電図を診ることより僅かな心臓の変化を捉えます。
ご不明な点がございましたら、受付カウンターまでお気軽にお尋ねください。
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